栃木駅のストリートピアノ

 昨日は雨で、今日は再び青空。
 今年のGWは晴れと雨とが交互にやってきています。

 そんな今日は、再びお洗濯のあとでお出かけ。
 向かった先は、以前ワタシが住んでいた栃木市です。

 栃木県栃木市は、江戸時代は例幣使街道の宿場町として、そして大川の支流である巴波川を利用した水運で栄えた商人の町です。
 現代ではもちろん水運などはすっかり姿を消していますけど、町の中央に流れる巴波川周辺には水運が賑やかだった当時の街並みが残っており「蔵の街」として売り出し中。全国でも珍しい「小江戸」と「小京都」の双方を名乗る町としても知られています。
 久しぶりに訪れてみると、巴波川には鯉のぼりがいっぱい。
 コロナ禍でしばらく休業していた観光舟も再開していて、観光客が川遊びを楽しんでいました。

 ところで、観光どころか数年間この町に住んでいたワタクシ。巴波川沿いの散歩道は何度も歩いてるし、正直、観光する気はあまりありません。
 そんなワタシが久しぶりにここを訪れた目的はこちらでした。

 栃木駅に昨日設置されたストリートピアノです♪
 北関東3県のうち茨城県と群馬県はともに10か所以上とたくさんのストリートピアノがあるのですが、なぜか栃木県は宇都宮のガソリンスタンドと今市の道の駅、そして高根沢町の道の駅にある3つだけ。今回設置された栃木駅のピアノが県内4か所目となります。
 元は、今年3月で廃校になった中学校の音楽室にあったグランドピアノ。市が中心となって、このたび栃木駅の自由通路にストリートピアノとして設置されました。
 昨日は「お披露目会」として夕方までイベントが開催されていたそうでして、自由に弾けるのは今日からです。

 お散歩を終えて駅に戻ると、観光客らしき年輩の女性数人が交代で弾いたり、地元の高校生が弾いたりとストリートピアノらしい光景が繰り広げられてました。
 ワタシはのんびりとピアノの周りで他人の演奏を楽しみながら、帰りの電車が来るタイミングでパパっとSENSのHeaven’s Songを「弾き逃げ」しようとしたのですが・・・

 高校生からの拍手(←まさか彼女たちが25年前のドラマのテーマ曲を知ってるとは思えないのですが(笑))から逃げるように改札口に駆け込むと、なんと線路内発煙の影響で電車が大幅遅れ!
 これじゃ逃げられません・・・

 仕方がないのでピアノのところに戻ると、ちょうど人が少ないタイミング。明らかに「手を出すかどうか迷ってる」様子の高校生なんかはちらほらいましたけど、興味津々ながらも手を出す勇気(?)のある方はいないみたい。
 そんなわけで、調子に乗ってさらに2曲(mochaさんの”for you”とaiさんの”One day”)を弾いちゃったワタシ。
 お家で弾き慣れている電子ピアノと鍵盤のタッチがかなり違うので、演奏の出来はなんともお粗末なものでしたが・・・

 この栃木駅のストリートピアノ、JR両毛線の「駅ピアノ」としては高崎駅、前橋駅、桐生駅に続いて4か所目になります。1時間に1本しか走らないローカル線なのに、なぜか「ストリートピアノ」がいっぱい・・・
 さて、5か所目はどこに置かれるのかしら?

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