久米島にて６（その４）

翌朝もいい天気♪ただ，時折強めの風が吹いたり雲が流れていたりと台風の接近が感じられるようになってきました。

台風による北風のため心配された海況ですが，午前中は何とか北に行けそう！というので，３日連続で「おはよう・ウーマガイ」！へ出発です。（←あんた，どれだけウーマガイが好きなんや～と周りは呆れ顔でしたが…）

Point：ウーマガイ，トンバラサシ，ナングチモドキ

今日は，昨日フェリーで到着したＴさんとのダイビング。といっても，それぞれにガイドが付くので３日連続マンツーマンわがままダイビングです。
　今朝のテーマは深場での新ネタ探し。まずは-30m付近の岩陰でソリハシコモンエビさんをパチパチ。

こちらは，ソリハシコモンエビさんの群れに紛れていたベンテンコモンエビさん。
　ライティングをしているガイドの手を一所懸命クリーニングしてました。ガイド曰く「俺の手，どれだけ汚いんやねん！」
……確かに，グローブをはずしてもワタシの手には全然近づいてこなかったんですけど。

　その後，-47m付近にあったウミウチワでピグミー探しをするも不発。もう１個のウミウチワにチャレンジしようとしましたが，ダイコンが思いっきりDECOを出しているのでやめときました（←後で，ガイドのＭちゃんに真顔で「死にたかったんですか？」と訊かれちゃいました(^_^;　）

ガイドが「ついでに撮っとく？」と言うのでアケボノハゼさんをパチパチ。
　「ついで」なのでヒレは閉じてるし露出オーバー気味だし…なんてのは気にしません。

こちらはちょっとまじめに撮ったスミレナガハナダイさんのメス。
　オスの写真は結構あるけど，メスの写真って意外と無いんですよ。でも，鮮やかな黄色のボディにエメラルドグリーンの瞳がけっこうキレイなんですよね。

見かけるとついついカメラを向けちゃうのが大好きなハナゴンベさん。藤色っぽい体色の子ですが，若い個体なんでしょうか。

偶然見かけた，ゴージャスな体色のヤッコ。後で調べたら，昨日撮影したヤイトヤッコのメスでした。

ガイドが興奮気味に下に指を向けてます。見ると1.5mくらいのナポレオンフィッシュさんが通過中でした。うーん，ほんとにウーマガイは小物から大物までレアものづくしですね♪

　さて，深場で遊んでドロップオフ際でも遊んで…なんてやっていたおかげで，ワタシのダイコン表示は「-3mで16～17分はじっとしていなさい！」ってな表示をしてました。エア，もつのかしら？

泣いても笑っても安全停止時間を加えると20分は浮上できないので，棚上で遊びまくることに。
　こちらはゴマチョウチョウウオさん。ワタシが近づいてもまったく意に介さず，サンゴのポリプを食べまくっていました。

ガイドがガレをひっくり返して見つけてくれた，5cmサイズのハダカハオコゼBaby。とってもキュートです☆
　併せてミヤケテグリさんのygもいたのですが，そちらはすぐに逃げちゃいました…

何とかエア切れすれすれで浮上した１本目。
　２本目はのんびりとオーソドックスなダイビングをしてみました。
　ハナビラクマノミさんのコロニーでベタな写真をパチリと撮った後は，しばらく中層を漂います。うーんシアワセ…

このままのんびりと終わらせるのかと思いきや，とつぜん回廊のカベを探し始めるガイドさん。ワタシ好みのウミウシダイビングはじまりはじまり～♪
　てなわけで，まずはユキヤマウミウシさん。

ミゾレウミウシさん。沖縄の海ではめっちゃ普通種ですね。
　二次鰓にミゾレのようなラメが入っていてキレイなのだ。

ド派手な体色のアカテンイロウミウシさん。
　偶然，うまいぐあいに陰ができてシックな仕上がりの写真になったな（←自画自賛♪）

ガイドが「人気のないコイボウミウシさん」を紹介していたとき，中層でボーっとしていた（←本人談）ガイドのＭちゃんが急に呼びに来ました。何かと思って指さす水面を見上げると，そこにいたのはアオウミガメさん☆

ここトンバラサシはときたまカメが出現するらしく，エントリ前に「見られるといーねー！」なんて話をしていたんですよね。見事発見して連れてきてくれた「カメ使い」のＹさんには大感謝です！

お昼休みの間にいよいよ台風のうねりがやってきたようで，午後に潜れるのはインリーフのポイントのみとなっちゃいました。
　さすがにインリーフはまだ波立っていませんが，リーフエッジはかなりバシャバシャになってましたね。

ナングチモドキは白い砂地に小さな根が点在するポイント。
　台風のうねりが入って砂が舞い上がり，透明度は15～20mと下がっちゃってました。

根に付いていたのは超巨大なナマコさん。
　赤ちゃん抱っこしはじめたガイドのＭちゃん曰く「体重は3,600kgです♪」
　………(- -;

ここは久米島にいるクマノミ４種が全部一度に見られるポイントでもあります。
　まずは１本線のハマクマノミさん♪

大人気のニモことカクレクマノミさん。
　文字通りイソギンチャクに隠れてなかなか出てこない臆病な種類なのですが，近くにお住まいのTheクマノミさんが通りがかったときには「あっち行け！」と猛烈にアタックしてました。

んでもって，カクレクマノミさんがお住まいになっているハタゴイソギンチャクさんに付いていたのが，とってもキレイなニセアカホシカクレエビさん♪

ガイドが根の陰で3cmサイズのイロブダイBabyを見つけてくれたのですが，写真は全部ピンぼけ…(涙)
　でも，その直後に見つけたのが15cmサイズのイロブダイさんyg。なかなかレアだと思うんだけど，かわいさは失われてますね。

ラストはベタにクロユリハゼさんのペア。
　今回もハゼに始まりハゼに終わりました。