Love Never Dies

 今朝の北関東も快晴。
 朝の気温は-4℃とこの時期らしい冷え込みになりました。日中は日差したっぷりで12℃弱と暖かくなりましたけどね。

 そんな今日は久しぶりに電車で出勤。朝の会議を終えたら早退して東京へと向かいます。

 向かった先は日比谷の日生劇場。こちらで上演中のミュージカル”Love Never Dies”がお目当てです。
 先日と同様に相方にドタキャンされた後輩からのお誘いでした。
 今回の演目である”Love Never Dies”は「オペラ座の怪人」の続編とされている「マンハッタンの怪人」を題材にしたミュージカル。オペラ座の怪人は先日この後輩のお誘いで観たばかりですし、キャストもメインの2人は先日観たMoulin Rougeに出演してた方々というのもワタクシが呼び出された理由だったみたいです。

 さて、この”Love Never Dies”ですが、2010年にロンドンで初演されたときの評判は散々だったそうです。その翌年のメルボルン公演でかなり大規模な手直しがされて現在に至っているのですが、今に至ってもストーリーは賛否両論という問題作。何しろ、オペラ座の怪人のヒロインであり主人公のラウル子爵と結ばれたはずのクリスティーヌが結婚式の前夜に怪人ファントムと一夜を過ごして身籠った挙句、その子グスタフをカッコウよろしく夫の子として育ててきたと言うのだから・・・
 そして、劇中でも”Beveath A Moonless Sky”という歌の中で
 ”My Christine, on that night just before you were wed”

 ”And I touched you”
 ”And I felt you”
 ”And I heard those ravishing refrains”
 ”And I held you”
 ”And embraced you”
 ”And I kissed you”
 ”And I took you”
 ”And I caressed you”
と不倫の様子を赤裸々かつ朗々と怪人とヒロインが歌い上げてましてね。さすがに目を顰める方が続出したみたいです。

 とまあストーリー的にはツッコミどころ満載の本作ですが、ミュージカル作品としては十分に楽しめるものでした。
 本作の主役である怪人ファントムを演じたのは橋本さとしさん。Moulin Rougeではコミカルなジドラー役をされていた(私が観た回では別の方でしたが。)のが、今回は一転してシリアスな役。でも数々の舞台をこなしたベテランだけに、安定感抜群でしたね。
 ちなみにファントム役はトリプルキャストだそうで、1988年に日本でオペラ座の怪人が初めて上演されたときにファントム役を務めた市村正親さんも今回出演されているんだとか。そっちも見てみたかったなぁ。
 ヒロインは平原綾香さん。歌唱力は折り紙付きですが、息子のグスタフを子守歌を歌いながら寝かしつけたりするシーンでは慈愛に満ちた母親の顔を見せていてちょっとビックリ。身近な恋の歌を歌うのはまだ恥ずかしいなんて言っていた(「タビうた」2009年NHK総合)彼女もそういうお歳になったんですねぇ。
 そして圧巻だったのが、メグ・ジリー役の小南満佑子さん。ラストシーンでの狂気を感じさせる歌声は鳥肌モノでした。

 終演後はミッドタウンで軽く飲んでから帰宅。じっくりと感想を話しながら飲みたいところでしたが、お互い明日は仕事ですからねぇ。

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