勝浦にて15

 今朝の北関東は晴れ。朝の気温は24℃弱ですが湿気があって体感的には立派な熱帯夜でした。

 そんな今日はモグリ。
 南海上で絶賛発達中の台風13号が気になって直前まで躊躇していたのですが、一昨日の時点では本州沿岸には影響はないらしく。
 なので一昨日の夜に予約をしたところ、昨日になって「うねりが出てきました~」とのお返事が。
 でもまあ、どっかは潜れるでしょ♪と、とりあえず出発してみることにしました。

京葉線・外房線 特急わかしお1号
   東京
(07:15)→勝浦(08:45)
列車番号1051M E257系500番台電車 NB03編成

 始発電車で東京駅へ行き、長~い京葉線連絡通路を通って京葉線ホームへ。
 途中東京駅南通路にあるニューデイズで朝ごはんを買おうとしたら、長蛇の列ができていたのであっさり通過しました。売店が数多ある東京駅とはいえ朝7時前だと開いている店は限られていますからねぇ。
 実は、京葉線のホーム上にも小さなNEWDAYSが4箇所(1・2番線ホーム、3・4番線ホームに2箇所ずつ)あって、うち1・2番線の車止め寄りにある1箇所だけは土曜休日でも朝7時から営業しています。列車は7時15分発なので、開店を待ってからでも発車前に朝ごはんを買う時間は十分にあります。

 房総特急は今年3月のダイヤ改正から全席指定となり前回乗ったときには指定席券をとれなかった客がデッキに溢れていたのですが、今日は3連休初日なのになぜかガラガラでした。休日のこの列車は大網や茂原あたりへのゴルフ客が中心なので、まだ猛暑が続く中ではゴルフをするヒトも少ないんですかね。ワタシの隣席も最後まで空いてました。

外房線 普通  勝浦(08:48)→鵜原(08:52)
列車番号2231M E131系0番台電車 R07編成

 定刻どおり、終点の勝浦駅に到着。
 10年ほど前まで「わかしお1号」はこの勝浦駅から普通列車の安房鴨川行きとなって乗り継ぎなしで鵜原駅まで行けたのですが、今では普通列車に乗り換えが必要。まあ乗り継ぐ列車は同じホームの向かい側に止まっているのでそれほど面倒はないのですけど。
 乗り継ぐ普通列車は令和2年に導入されたE131系。それまでは京浜東北線からのお下がりだった209系2000・2100番台(通称「走ルンです。」)が使用されていたのですが、209系の最短ユニットである4両編成でも輸送力が過剰だとして2両編成&ワンマンでの運用が可能な新車が導入されたという経緯みたいです。

 鵜原駅へは4分で到着。ホームに降りると、前回あった駅舎が取り壊されて跡形もなくなってました。なんでも隣にある郵便局と一体化するんだとか。

Point:志村ビーチ(鵜原)

2024年09月14日  気温32℃ 水温27℃ 透視度1~3m

 新しくて快適になった 施設で準備してから1本目は元々いけすだった志村ビーチへ。
 昨日よりさらにうねりが悪化したみたいというガイドさんの声に慄きながらエントリーすると・・・「何も見えません!」
 うねりで海底の砂や泥が舞い上がっちゃって、透視度はほぼゼロ。

 ガイドさんが付けっぱなしにしているライトだけを頼りにいけすから出たところで紹介されたのが、Theミノカサゴさんの子供・・・
 なのですが、カメラを向けても濁りでモニターすらよく見えない状況でした。とりあえず、モニターの中心に被写体らしき影を入れてパシャパシャと数枚撮影。カメラのオートフォーカスだけが頼りです。

 少しいけすから遠ざかって海底が泥から砂に変わったあたりでようやく視界がややマシになってきました。海底に置いてある瓶にはニジギンポさんが子育て中でした。

 ちなみにこの1本目はガイド1人に客7人の大所帯。この激しい濁りの中で浮力調整もあまりできない初心者も混ざっていて、ガイドのノリさんは安全管理で精一杯です。なんでも「昨日はうねってても10mは見えてたから行けると思ったんだけど・・・」というわけで、この激濁りは完全に計算外だったそうです。

 こうなると、進む速度はほぼウミウシ並み。なかなか先に進まないので、ワタシはそれをいいことにチームの周りでひたすらネタ探し。トゲチョウチョウウオのまだ濃い色が残っているカワイイ子供を見つけちゃいました♪
 隣にいたヒトにも教えてあげたんだけど、ハーネスだけで潜るほどのベテランの彼でも見に来る余裕はないみたいでした(悲)

Point:ベンテン(鵜原)

2024年09月14日  気温32℃ 水温25℃ 透視度5~8m

 2本目はボートでベンテンへ。
 志村ビーチのいけすからは東映のオープニングを彷彿とさせる白波が立っていて船を出せるのか?と慄いていたのですが、潜ってみると水中はそれほどのうねりはなく。何よりも「5m先が見える!」ことに大感激してました。

 関東沿岸のビーチからは絶滅しかかっているカジメが生い茂る根の上にはイサキの若魚が群れてました。

 根の周りをゆったりと泳ぎながらネタ探ししてたら、アオウミウシさんを発見。この子もかつては猫マタギなほどの普通種だったはずなのに、こないだの江之浦ではまったく見かけず。カジメ同様の絶滅危惧種になっちゃいました。

 岩陰で見かけたシマウミスズメさん。瞳がハートです♪

 根の亀裂でネンブツダイの群れに混じっていたのがアカオビハナダイさん。勝浦の海でアカオビハナダイさんを見たのは初めてです!

 この亀裂、以前に来たときはキンギョハナダイさんたちのお住まいだった場所でしてね。なので最初は「変なキンギョ」がいるなーと思っていたのですが、マジマジと見てみたらどう見てもアカオビ。その後は大喜びで撮りまくるワタクシでした。

 鵜原のボートポイントを潜ったら外せないのがチシオコケギンポさん。
 湘南や伊豆のポイントでは見たことありませんから、ワタシ的には勝浦固有種です。

 せっかくなのでもう1枚。
 マンツーマンで潜れる機会があったら、じっくりマクロレンズでこの子に1本捧げてもいいかも。

 ラストは岩陰にいたキンギョハナダイさん。以前の棲み家をアカオビハナダイさんに奪われちゃったのかしら?

外房線 普通  鵜原(14:57)→上総一ノ宮(15:35)
列車番号3234M E131系0番台電車 R01編成

 トップシーズンの3連休ゆえにランチタイムの余裕はなく(近隣のお店も長蛇の列だったみたいだし。)、お片付けの後はまっすぐ駅へ。
 2駅先の行川アイランド駅だったら単式ホームなので線路の反対側からすぐ出られるのですが、この駅は1面2線の島式ホームなので階段しかない跨線橋を超えなきゃでしてね。バリアフリーとは無縁な駅です(笑)
 駅まで送ってくれた真紀さんいわく、「エレベーター付けてって要望が、大荷物抱えてくるダイバーだけから寄せられてるみたいです。」だそう。まあ地元民はそもそも列車なんか滅多に使わないでしょうしねぇ。

 えっちらおっちら跨線橋を超えてホームに行くと、やってきたのは往路と同じ2両編成の鈍行列車でした。
 終点の上総一ノ宮駅でも、待っていたのは京葉線直通の鈍行列車東京行き。往路は東京駅から1時間半ちょっとだったのに、帰りは2時間以上かかりました・・・

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