西村京太郎さんが・・・

 今朝の北関東は雲が多め。
 でも日中は日差しもあって暖かな一日でした。

 一昨日、西村京太郎さんが亡くなられていたことがニュースになりました。享年91歳っていうから大往生ですね。
 西村京太郎さんといえば、日本を代表するミステリー作家。著作は600冊を超え、年収は7億円を超えるとか。
 鉄道トリックなどを用いたトラベルミステリーで有名ですけど、読んでみると社会派的なな題材も多いなと感じます。私は読んでないけど初期作品は社会派ミステリーが多かったようですし、十津川警部シリーズになってからも鉄道や旅行が表に出てるけど事件の背景には社会派的な題材を取り上げることが多かったような。犯罪は犯罪として摘発はするけど、世の中の不条理や人間の情みたいなものにもちゃんと目を行き届かせるところがあって、それがいつまでも人気を保ち続けた理由のひとつだったんじゃないかなと。
 日本の隅々まで鉄道が走っていた時代はとうに過ぎて今は効率優先でローカル線は次々と廃線になり、新幹線が増える一方で寝台特急や在来線特急は次々と姿を消してゆく時代。西村京太郎さんは、晩年、どのような目でそういった現実を見つめていたのでしょうか。

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