六尺棒

落語で「六尺棒」ってのがある。
道楽息子に腹を立てた親父が息子を勘当して閉め出す。
息子は「開けとくれ,開けとくれ」と戸を叩くが,親父は「すでに勘当しましたから,我が家にそんな人はいません。」と知らんぷり。
ついに息子は「家に火を付ける」などと騒ぎ,それを聞いた親父が「ホントにやりかねない。」とびっくりして,脇にあった六尺棒を手に外の息子を追いかけ回すのだが,息子は隙を見てちゃっかりと家に戻ってしまう。
今度は形勢逆転。
親父が閉め出されてしまい,親父の「開けとくれ」に対し息子は「勘当しましたから。」
頭に来た親父は「そんなに俺のまねをしたかったら,六尺棒を持って追いかけてこい!」
何で,こんなマクラを書いたかと言えば,実はワタシが家から閉め出されてしまったから。
実は,職場に鍵束を忘れてきてしまいまして…
家のドアを目の前にして立ち往生。
さあ,困った。
一人暮らしじゃ,「六尺棒を持って追いかけてこい!」と叫んでも誰も出てきやしないしね。
結局,不動産屋に電話をして,合い鍵を借りて事なきを得たんだけど,いやぁ,参りました~!!

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