(マダコ科ヒョウモンダコ属 Hapalochlaena fasciata) (2013/01/13 葉山,芝崎にて) |
伊豆でも葉山でも,しばしば岩陰で見かけるタコさん。もっとも,ワタシはこの子を見るまで見かけたことは ないのでそんなに「普通」ってほどでもないんじゃないかな。 言わずと知れた「危険生物」。 唾液にテトロドトキシン(要するにフグ毒)が含まれているので,噛まれて毒が回ってくると呼吸中枢を麻痺させられて 最悪死にます。そしてご自身もそれを十分に意識しているので(?),危険を感じると全身に瑠璃色の「ヒョウ柄」が 現れます。 この子,一応「マダコ」科なのですがかなり小型でこの子もオトナのはずなのに体長は20cm程度。そして墨\も退化していて スミを吐けません。 有毒生物はたいてい(ハブのような例外もあるけど)身体が小さく身体能力が退化している子が多いけど,この子もそのクチ なのね。ムリしなくても毒でやっていけるというワケ。 |