サメジマオトメウミウシ
(タテジマウミウシ科 Dermatobranchus striatellus)



(2007/01/01 初島,フタツネにて)


「サメジマ」とは,葉山芝崎海岸の近くにある「鮫島」のこと。
すぐそばに葉山御用邸があり,そこでウミウシの研究をしていた昭和天皇が命名した,やんごとないウミウシである。

元旦の初島でウミウシ探しをしていたら,バディが「おいでおいで」をしていた。
「なになに〜」と駆けつけると,壁にライトを向けて嬉しそうな表情。でも,肝心のエモノが分からない。
「??」という顔をしたら,よく見ろとしきりに壁を指さす。
じ〜〜と見つめたら,白いゴミみたいなウミウシが。大きさは3mmもないくらい。
後で聞いたら,超ミニなので,マクロレンズ持参のワタシに写真を撮ってもらおうというコンタンだったとか。

ワタシがいくらマクロレンズ2枚重ねていても,この大きさではフレームに入れるのも一苦労。 しかも,この日は曇っていて水中はかなり暗く,AutoFocusもエラーが出まくった。
やっとの思いで撮ったのが上の写真。もちろん,大幅にトリミングして拡大してある。

でも,後でレア種とわかり,バディはとっても喜んでいた。