ミヤコウミウシ
(クロシタナシウミウシ科 Dendrodoris denisoni)



(2006/12/02 大瀬崎,先端にて)


葉山で最初にミヤコくんに会ったとき,「うげっ」というのが第一印象でした。 あまりにケバケバで,しかも8cmくらいの大きさがあり,ぜんぜんかわいくなかったんです。(ライティングのせいもあるけど) 色もくすんだ茶色でイボイボだらけ。1枚だけ写真を撮った後は,すぐ右上にいたサキシマミノくんにカメラを向け替えて しまいました。

ものの本には「すこぶる美麗」なんて表現をしているそうなのですが,ワタシの第一印象は正反対。
某ガイドも,「ミヤコ〜?それって,すごく地味なやつでしょ」と興味ゼロのようなことを言っていた くらいでして。

次の出会いは,大瀬崎の先端。
この日の先端はウミウシが全然見つからず,ちょっと淋しく思っていました。
そろそろエキジットという頃,ゴロタの斜面をあさるワタシの目の前に上から降ってきた(落ちてきた?)のが上の写真の彼。
3cm程度の大きさも手頃で,色合いも柄もそれほどケバくない。これなら「美麗」かも。
「ミヤコにもカワイイのがいるんだ〜」と認識を改めた,そんな出会いでした。

2006/11/18 葉山,芝崎(右の写真)