ホホベニサラサハゼ
(スズキ目ハゼ科 Amblygobius nocturnus)




(2020/01/03 沖縄本島,レッドビーチにて)


 沖縄の砂泥地ではよく見かける普通種。その名のとおり、頬から体側にかけてすっと入っている紅線が鮮やかですね。
 砂泥地でテッポウエビさんが作った巣穴に棲む底生ハゼさん。でも、すらっとした体形のとおり、ずんぐりむっくりのダテハゼさんたちと違って、巣穴近くでふわふわと泳いでいることが多いです。


(2008/02/13 沖縄本島,金武レッドビーチにて)


 こちらも同じレッドビーチで見かけた子なんだけど・・・よく見ると(見なくても,か。)何やら黒いモノがぺたぺたとくっついてる…

これ,スミゾメキヌハダウミウシというウミウシ。
キヌハダウミウシの仲間はたいてい他の後鰓類がエサなんだけど,この子だけは底生のハゼの ヒレを食べるという何とも迷惑な種類なんだとか。テッポウエビの巣穴で共生するという性質を 見事に逆手に取ったのね。