ツバメウオ
(スズキ目マンジュウダイ科 Platax teira)



(2013/11/16 初島,フタツネにて)


八丈島にいくとよく見かけるけど,2つのパターンがある。
ひとつは,中層を群れでひらひらと泳いでいる状態。
このときは,名前の由来でもある上下の大きなヒレが鳥を連想させ,なかなか優雅である。
しかも,これが抜けるような透明度の海で数十匹の群れを造ったときは圧巻。
機嫌がいいと,我々の周りをぐるぐる回ったりして遊んでくれて,
人なつっこい一面も見せてくれる。

もうひとつは,オーバーハングの下の暗がりで「ぼ〜」としている状態。
こちらの方は,なんだか「暇そう」で,ツバメのイメージにはイマイチ欠ける。
だいいち,せまい岩陰に隠れるには,上下のヒレが邪魔そうで,いかにも窮屈である。
やっぱり,「ツバメ」というからには群れで悠々と泳いでいてもらいたい。