ミナミハタンポ
(スズキ目ハタンポ科 Pempheris schwenkii)



(2013/01/13 葉山,芝崎にて)


冬の葉山の浅場を彩るハタンポさんの群れ。
透明度が上がる冬場,キラキラと銀色の身体を輝かせながら伸び始めた海草の間を漂う彼らの姿は,ダイバーをして 寒さを忘れさせるのに十分な美しさです。

さて,そんなわけでハタンポさんたちの存在自体は珍しくもないのですが,いざココに掲載するに際して 実に困ったのが同定でした。
葉山の海に現れるのは「ツマグロハタンポ」さんと「ミナミハタンポ」さんの2種類。
ログ付けの際にはあっさりと「ツマグロハタンポ」さんと紹介され実際Blogにもそのように書いたのですが, いざじっくりと調べてみると…あれ?と思う点がちらほら。

ツマグロハタンポさんの特徴は@その名のとおり,背鰭の先っぽが黒い。A鱗がきめ細かい。の2点なのですが, この子の写真は@ヒレの先っぽはいずれも黒くない。A鱗がけっこう荒い。
これ,どう見てもミナミハタンポさんだよね〜

若干,出現時期がアヤシイ(1月の葉山に現れるのかは未確認)のですが,とりあえず上記の特徴から ミナミハタンポさんということにしておきます。