ネンブツダイ
(スズキ目テンジクダイ科 Apogon semilineatus)



(2006/11/18 葉山,芝崎にて)


穴の中やオーバーハングの下など,暗がりに群れているサカナといえば,このネンブツダイか クロホシイシモチのどちらか。両者の見分けは,
  クロホシイシモチ:眼の上に黒い点がある。
  ネンブツダイ:眼の上は黒い線
ということらしい。まあ,どちらでもいいような気がするけど。

「ネンブツ」ダイとはまたケッタイな名前。聞いたところでは,繁殖期に群れで浅瀬にやって くるときに,求愛行動でぶつぶつつぶやくような音を出すところからこの名前が付いたとか。
一度聞いてみたい気がする。

テンジクダイ科のおさかなは卵を口の中で育てる口内保育(mouthbrooder)する種が多いことで 知られており,このネンブツダイさんはダイバーが気軽に目にすることができる口内保育種の 代表格。
定期的に卵に新鮮な水を送るために口を開いて換気ならぬ「換水」をするので,そのタイミングを 見計らってシャッターを切ると…こんな感じ♪
(2010/07/18 葉山,芝崎にて)