ボラ
(ボラ目ボラ科 Mugil cephalus)



(2012/10/27 葉山,芝崎にて)


言わずと知れた「カラスミ」の親。
場所によってはボラさん本人も召し上がるようで,冬場の寒ブリならぬ寒ボラはなかなか美味なんだとか。食べたこと無いけど。

ダイバーの目につくようになるのは秋から冬。ボラの集団が膝くらいまでの水深しかない浅場のあたりまでぐるぐるとミサイル よろしくすごい勢いで突っ込んでくるのはなかなかの迫力。その迫力ゆえか,カマスの群れになぞらえてボラの群れは 「ボラクーダ」なんて言い方もされます。

ちなみに,ボラは出世魚で,
  〜4cm:ハク
  〜10cm:オボコ
  〜30cm:イナ
  〜80cm:ボラ
  80cm〜:トド
となるらしい。「おぼこ娘」とか「いなせ」,「トドのつまり」などの語源もこれなんだとか。