イシヨウジ
(トゲウオ目ヨウジウオ科 Corythoichthys haematopterus)



(2009/01/01 久米島,儀間インリーフにて)


一見すると,ミミズみたいだけど,よーく見ると背びれと尾びれがちゃーんと付いていて, 立派なお魚だということが分かります。実際,オイランヨウジなんかは浮遊性で岩陰に漂って いたりする(いざとなるとけっこう素早く泳ぐ。)んだけど,この子は岩の上をはいずり回って 泳いでる姿を見たことは皆無です。そのおかげで写真は撮りやすいんだけどね。

生息範囲はかなり広いみたいで,八丈島でも沖縄でも石垣島でも見かけました。
しかも,ヨウジの仲間では見かけた回数もNo.1です。

んでもって,ヨウジウオ科(タツも含む。)の子たちの最大の特徴がストローみたいな口。
こんな口で何を食べているのかと言えば,小型の甲殻類や動物性プランクトンを海水ごと 吸い込んでいるらしいです。こんなおちょぼ口じゃ相当ミクロなモノしか食えないだろうけど…

(右の写真も上と同一個体)