ウチワザメ
(エイ目ウチワザメ科 Platyhino siensis)



(2008/11/15 八丈島,乙千代ヶ浜(右)にて)


「サメ」とはいっても,立派なエイの仲間。
サメもエイも同じ軟骨魚類だけど,そのうち鰓裂が腹部にあればエイ目, 身体の側面にあればサメ目になるんだとか。
この子はお腹にあるからエイ目ってわけね。ただ,アカエイと違って シッポにヒレまでついていてサメみたいに泳ぐから,「サメ」って 呼ばれちゃったのかな。

普段はダイバーの潜らない深い砂地にいるのですが,晩秋から春にかけて 繁殖のために浅場に上がってくるのだとか。だから,八丈島ではこの子を 見かけるようになると「冬が来た」になるんだそうです。
砂地で,こんな(→)感じで隠れてます。
けっこう上手く隠れるんで,気付かずに近づいて突然逃げ出すウチワザメ くんにビックリ!ってこともしばしばあるとか。


(右の写真も同日同所にて。上の写真とは別個体。)