ネムリブカ
(メジロザメ目メジロザメ科 Triaenodon obesus)



(2012/07/23 久米島,イマズニにて)


南の海のダイバーがもっとも良く目にするサメのひとつ。
第一背鰭と尾鰭の各先端が白くなるので英名は"Whitetip reef shark"。日本でも正式和名より 「ホワイトチップ」という通称の方が有名かも。一応おとなしいサメと言われており特に昼間は 寝ていて動きも鈍いので近寄っても安全…だそうだけど,大きさは小型とはいえ2mになり「メジロザメ科」 であることから,彼が本気を出したらこっちの命は危ない。ケンカを売るのは避けたほうがよさそうである。

英名のとおり沿岸のサンゴ礁に住みついており,沖縄本島や慶良間諸島では日中岩陰で数匹の群れが寝ている 姿がしょっちゅう目撃されているようだが,久米島ではトンバラやイマズニという潮通しの良い外洋性ポイントで見かける。 しかも,なぜか群れでなく単独個体ばかり。なぜだろう?

(右の写真:2010/08/03 久米島,トンバラにて)